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創業時代のパワフルなソニーを知りたい方にお勧めします。
というよりはノンフィクションじゃ書けなかった事を、「これは小説だから。」と言い訳をして、出版した本なのだろう。小説としてのつまらなさとして、例えば、台詞が異常に説明臭かったり、筋が単調でつまらなかったりする。(後、女性と外人の表現の仕方が恐ろしく変だ。女性の価値を表現する言葉で処女みたいにとかいう表現を久しぶりに読んだ。)
だから、この本は、小説電通というタイトルとは逆にノンフィクションとして読むべきだ。最初の100ページくらいを読むと、筆者が訴えたかった電通の問題というのはほとんどわかる。しかし、この本が81年に出版されたものであるという古さと、小説という形式がネックになっている。
確かに二十年前にこの本が出るころには価値があったのだろう。しかし、二十年の時を経て、再販する意味がまったくわからない。やるなら、完全にノンフィクションとして中身も最新の情報に更新してやってほしかった。もしかしたら、それを許さないくらいに「電通」の力が強いという事なのかもしれないけれど。
著者の佐野氏があとがきで語るように、この本では「戦後史の流れの中に中内ダイエーを性格に位置づける」ということを主な目的として書かれているためか、多少話が横道にそれたりまどろっこしい部分もあり、長編になってはいるがかなりの取材を重ねた上での力作であるといえる。
流通について、あるいはダイエーについてあまり知識のない方には城山三郎の「価格破壊」を先に読むことをお勧めしたい。
最後の解説には、モデルのいない小説と書かれていたが、使用されているエピソードはソニーを匂わせているようだ。
そういった意味では小説という切り口だけでなくファイナンシャルプランナーを目指す方にも参考になる本ですね!
ファイナンシャルプランナーの仕事がどんなものかを理解できたのですが、最終的には自分の人生設計にあった金融商品を考えるだけでなく人間としての大切にしなければいけない感情部分までをとらえて生き方も考えさせられます。この小説の中での人間模様には涙なしには読めませんよ!
ただ、若干内容が古いのではないかと。今のベンチャーキャピタリストは、これほどアバウトなやりかたをしないでしょう。また、ファイナンス関連のシーンがないのは残念。ベンチャーキャピタリストとして、業務を通じてどのように収益を得るのか、あるいは、リスクヘッジをどのように行っているのか、といったことを学べる内容ではないと思います。
「ザ・ゴール」を彷彿させるストーリーでした。楽しく読めます。
最近こういつた手法がよく使われますが、それをパクリと考えるか、良い手法だとしてどんどん真似ていくか。
絶対に後者が広まって欲しいなと感じます。
この小説は、組合の委員長が会社をろう断し、それと対決する会社の役員が描かれている。こんなことが、本当に起こりえるのだろうか?と思っていたら、この小説にもモデルがあるらしい。