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インディアンに関心があるなし関係なく、求めてきた答えは外にあるのではなく、自分自身の内にあると読者も感じれる本だと思います。
では、総領事としてのポストという絶対的レベルで考慮した場合、その洞察力・観察力はさして高いとはいないだろう。
そのことを示すのは、女性問題に対する記述が多く、自らの問題意識を持って、観察に当たるのは当然とはいえ、その問題意識ゆえに、若干バランスが取れているとはいえない記述になっている点である。
そのことを示すのは、ある豪州人女性を描写し、「女性の魅力をふりかざして男性の好意をビジネスに利用するタイプの女性は大嫌いで、その類の女性をあからさまに悪く言うので、こちらの方がハラハラするくらいである。」(128頁)という箇所である。
すなわち、こうした、著者が取り上げる豪州人女性が目指している能力主義の本質をどうも理解していないようである。この部分によって、著者の男女同権的主張に、さしたる信頼性が感じられなくなってしまう。
あと、総領事という豪州の要人と接触し、政治経済に関する情報を数多く入手できる立場からすれば、本書の記述は不満足である。もっとも、総領事館にさしたる政経の分析力がないこととも呼応するだろうが、やはり不十分な感じは否めない。よくありがちな、「豪州は良くて日本はだめ」という単純な結論に陥りがちである。
もっとも国内型の官僚にそれを求めるべきでもないかもしれないが、豪州社会の肯定面・否定面を総合的に把握し、それを我が国との状況にフィードバックさせるという、地域研究的視角ないしは比較研究的視角には、残念ながら到達していない。
以上の問題点はあるものの、比較的良質の「体験記」という意味において、我が国における一般的な豪州の知識の普及という点から見れば、その意義は確認できるだろう。
息子の教育で、日本の学校、教育のあり方に嫌気がさしています。日本の子供たちの学力低下が問題となっている今、方向転換しない限り事態は好転するとは思えません。本物のゆとりとは、歴史の長い国に学ぶべきだと痛感しました。我流をやめてお手本に習ってもいいのではないでしょうか。
片寄る事なく、色々な分野について書かれていてガイドでは知る事ができない現地のホンネが見えてきます。私の現地で感じたバリの魅力や、言葉にできない不思議感を「そ〜なのよねぇ〜」なんて思いながら紐解く事ができて満足でした。
バリのジゴロ、海辺のジャパニーズ、なんて言葉が一度も出てこないのでイロコイでないナチュラルなバリを好きな方にお奨めです!